《最近の中国通関事情》
【6月5日：今朝の状況】
※為替（ドル/円）ドル=154円94銭【08:30現在】
※N.Y.ダウ：38,711.29（+140.26）
※銅LMEセツルメント($/t)
①午前売：9858.5(-127)
②午後売：ー
※COMEX当限セツル($/ポンド、銅以外は$/トロイオンス)
③銅：4.548(-0.129)
④金：2325.5(-21.1)
※WTI 原油先物($/bbl)
⑤73.25(-0.97)
※本日時点予想計算値：国内銅建値 (/kg)
①ロンドン午前：1580円
②ロンドン午後：ー
③N.Y. : 1600円
※ニューヨーク為替引値(円)
154.87-154.9(1.23円高-1.23円高)
【6月4日：昨日の状況】
※国内銅建値1620円 (6月3日より-70円)
《最近の中国通関事情》
※先週末の話です。中国寧波港に到着したアルミスクラップの
コンテナが大量にシップバックされているとの知らせが、中国
客先より寄せられました（その数100本！とか、、、直ぐ大袈
裟に言うのですが、百本＝たくさん、の意味でしょう）。
※当社が中国に輸出しているミックスメタルも、アルミメイン
であり、シップバックこそされておりませんが、中国通関する
際に、普段は要求されない「品質を保証する証明」（原産地証
明書のようなもので金属歩留まりを記載・保証した書類にサイ
ンする）を、新たに提出が要求されました。
※弊社の当該担当者は、週末金曜日の帰宅時間に新たに余計な
仕事を迫られ面倒くさそうでした。
※極めて建前（たてまえ）的な仕事で、適当な書類を印刷し、
サインして中国客先にFAXするだけなので、実質的には意味の
ない仕事です。
※さて添付した中国の報道を見ると中国政府は、金属のリサイ
クルに関して新たな国の方針を出したようです。通知（5/29付
け）をそのまま添付するので、興味のある方はGoogle翻訳で翻
訳してみて下さい。
※今回の件、小生の予想では、国が大号令をかけると、地方の
役人がそれにびびって中央に媚を売るという仕組み、（いつも
の？）中国中央集権構造が引き起こす典型的な事件だと思いま
す。
※地方の役人である各港の税関職員は、中央への「やってるア
ピール」の為に、5月29日の政府発令を受けて、6月1日を機に、
もともとグレーな荷物を黒と判定し、「これだけ悪い奴等を
しょっぴきましたー！（取ったど〜）」と中央に報告する。
※沢山悪い奴等をしょっぴいた地方役人の点数が上がり、成績
が上がる。中央（＝権力者）は、これにより地方（全国の役人）
をコントロールする。
※それでいて厳しくし過ぎると現実の経済が回らなくて困るの
で、いつのまにか又、一度は黒と判定したものをグレーとして、
通関を緩める（勿論、緩めるとは公には言わない）。
これを繰り返す。
※何しろ、ルールが誰の目にも明らかな法治主義でなく、ルー
ルが誰かの思いつきで変わる人治主義なので、周りの人は振り
回されて困ります。
※シップバックされた荷物の荷主からすれば、「先週は全く同
じ荷物が通関出来たやろー！」と言いたくなるでしょう。
https://m.jiemian.com/article/11233775.html
※雑線（ヤード持込）：【6月4日現在】
【１】ワイヤーハーネス：600円前後
【２】雑線エフケーブル（VVF）：580円前後
【３】雑線・一般（42ー43％）：510円前後
【４】雑線B ：390-420円
【５】家電線：付き物を取り売買可
【注意１：参考価格。理論値につき確認後の契約条件】
【注意２：大口＝約10トン】
以上